整骨院からのアドバイス
どのような症状でお悩みですか?
症状に思い当たることがございましたら、お早めに治療施設等にご相談下さい。放置されますと症状の悪化をまねく場合があります。
腰痛
腰痛は、筋肉に乳酸という疲労物質がたまることで、筋肉が硬くこわばり、痛みを生じさせている状態です。これは、長時間イスに座っていたり、同じ姿勢を続けることで、筋肉の血行が悪くなることが原因です。
放っておくと、硬くなった筋肉は血管を圧迫するため血行が悪くなり筋肉はますます硬直して背骨や骨盤の関節運動を制限してしまい、体の歪みができ、末梢神経を圧迫したり、傷つけたりするようになり、腰痛や、ひどくなると足のしびれ、うずきが生じてきて坐骨神経痛の原因になります。
腰のマッサージは、必ずパートナーの方に行ってもらってください。
まず、マッサージを受ける方はうつ伏せになり、マッサージをする方はその横に座って下さい。背骨の左右に縦に盛り上がっている筋肉(背中の中央から3cm左右にいったところ)を両手のひらでゾーンにぴったりと当てて、最初は軽く、しだいに圧力を加えながらさすっていきます。次に両手の4本の指と親指とを開き、そのゾーンをつかみます。指先だけでつかむのは難しいので、手のひらで押さえるつもりでつかみましょう。ゆっくり数えながら、「1,2」で親指の腹で手前から向こう側へ筋肉を押し込むように動かし、「3,4」でゆっくり、こちら側に筋肉を引き戻してください。
※腰の痛みは、様々な要因によって引き起こされます。症状が緩和したからと言ってそのままにせず、必ず医師・専門家の指示を仰いで下さい。
肩こり
肩こりとは、頚や肩の筋肉の血行が悪くなり、血液中の酸素や栄養が筋肉のすみずみに行き渡らなくなって筋疲労を起こした状態のことです。偏った姿勢を長くしていると同じ筋肉ばかり負担がいきます。そうすると筋肉の奥に走っている血管にも負担がかかり血液の流れが悪くなります。そういう状態になってしまうと疲労が回復しなくなります。そして、楽な姿勢を探して、どんどん偏っていくことで頚や肩の筋肉が疲労を起こし肩こりになってしまいます。姿勢が悪くなりすぎると、症状も悪化し、頭痛や目の疲れ、手のしびれも発症する恐れがあります。肩こりも背骨の姿勢を正すことによって血液の流れが良くなり、睡眠をとることで筋疲労が回復し改善されます。
体を十分リラックスさせて力をぬいてください。マッサージの時に力が入ってしまうのは逆効果です。また、マッサージを一気にしすぎてしまうと、もみ返しが来て逆にこりがひどくなったり、痛くなったりする時があるので気をつけて下さい。
まずは、「押す」ことで患部を探っていきます。首は、脳への血管などがあるので、3秒以上は圧迫したままにはしないよう注意して下さい。こりがある所は他のところに比べ、しこりが感じられます。特に痛いと感じられる所は、気持ち良い方法でほぐしてください。マッサージの時は、腕の力でするのではなく、自分の体重を使って行うようにすると、体に余計な力がかからず効果的なマッサージが行えます。
※肩の痛みや肩こりは、様々な要因によって引き起こされます。症状が緩和したからと言ってそのままにせず、必ず医師・専門家の指示を仰いで下さい。
膝の痛み
膝痛は進行性が特徴で、加齢や膝の怪我によって、膝の軟骨や骨の破壊が進行している状態だと言われています。怪我や体重の増加による負担が関節に荷重をあたえることで、膝周辺の骨や軟骨が変形し、膝関節が痛み、動きも悪くなります。
ひとくちに膝痛といってもいろいろあります。急に痛み出したのなら急性関節炎、徐々痛み出したのなら慢性関節炎と考えていいでしょう。
さらには、どんなとき膝痛がおきるかにより、病名の診断がつくこともあります。
たとえば、歩き始めや歩きすぎで痛むことが多いのなら変形性膝関節炎、階段を昇る際に痛むのなら膝蓋骨軟化症、降りる際なら半月板損傷が考えられます。
膝痛の原因として、老化のほか肥満、スポーツ障害、偏平足、O脚、外反母趾、重労働、半月板及び靭帯の損傷、骨折後の変形などがあげられます。膝痛を訴えている人のうち、半数以上が変形膝関節症です。特の40才以上の中高年の人の多く、圧倒的に女性に多いのが特徴です。
マッサージには膝のどの方向が痛むのかいうことを把握する必要があります。膝の痛みをとくに感じる方向がわかったら、同じ方向につながる筋肉を念入りにマッサージします。例えば左足の右下が痛い場合には、向こうずね沿ってくるぶし方向にゆっくりと揉みほぐします。膝の痛みを効果的にやわらげるためには、ふくらはぎ周辺だけをマッサージするのではなく、向こうずねに近いところもマッサージするのがコツです。筋肉自体だけではなく骨に沿ってマッサージするという意識がポイントです。
旅先などで膝の痛みを早急に取りたい場合には、膝周辺で押すととくに強い痛みを感じる部分を2〜3分ほど丁寧にマッサージすると大幅に痛みが緩和されてきます。お風呂に入ることができる状況であれば、お風呂のなかでマッサージすると膝の痛みにもっともスムーズに効果が期待できます。
※膝の痛みは、様々な要因によって引き起こされます。症状が緩和したからと言ってそのままにせず、必ず医師・専門家の指示を仰いで下さい。